ふと立ち寄った書店の棚に川端康成を見付けた
よく考えたら教科書レベルの本でしか彼の小説は読んだことがない
興味もあって手に取った
短編とは思えない広がりを持つ物語で
青年と少女の淡い恋情を滲ませた文章も実に美しかった
それになによりタイトルがいい
そんな話をお客さんにしてみたら
だったら『檸檬』も気に入るのでは?とご提案いただいた
驚いた
なぜかというと、
まさに今、読んでる最中だったからだ
心身が衰弱した者に観える景色を
感性豊かな言葉で書き表している
この本により
多くの迷える魂が救われたと思う
人間やってくうえで
大切な本と言うか、重要な本だと思った