彼のキャリアから言うと
大したアルバムではない
どちらかというと地味である
だが、私は大変好感を持った
1周、いや2周回って戻ってきた感のあるアルバムで
ポリスのイズムが程よく漂っている
懐かしさと新しさと落ち着きと、
いい具合にバランスのとれたアルバムだと思った
長く聴けそうだ
こちらもスティングとほぼ同世代10年ほど前らしいが
3枚目のソロアルバムがあったとは知らなかった
スティーリー・ダン解散後、
間もなく出したソロアルバム『The Nightfly 』が82年、
その11年後が2枚目『Kamakiriad』で、
そのまた13年後がこの3枚目
これほどの時間が経っても
彼の音楽にブレはなかった
相変わらずカッコいいのである