カツカレーが食べたくなった
そういえば何年も食べてない気がする
かつて私にとっては贅沢とエネルギッシュさの代名詞のようなカレーであったが
今はもうカレーにトンカツのトッピングなんて考えることもない
懐かしい気分もあって賄で作ってみた
カレーを仕込みながらトンカツの準備
しばらくして両方出来上がったのだが
ご飯の上にトンカツを置こうとして、ふと考え込んでしまった
別々に食べたほうがいいんじゃないか?
ということでトンカツとカレーを別皿にし、
気が向いたときだけカツカレーにして食べてみた
ここで恐ろしいことに気付いた
食の嗜好には個人差があるので
あくまで私の意見だが
カレーとトンカツをわざわざ合わせる理由はない
なるほどそうである
カツカレーの起源には諸説あるが
有力なのが、
かつての巨人の名選手千葉茂が
行きつけの料理屋に作らせた『千葉カレー』である
カレーとトンカツを別々に食うのが面倒だからと
一緒に盛ったのが始まりとされている
この『面倒だから』がすべてである
面倒くさくなければ
別々に食べたほうがそれぞれを楽しめると思う
そもそもカレーにトンカツが合うとは言い難い
そいいうわけで
久しぶりのカツカレーは
いろいろと考えさせられる味であった