重厚な映画である
この手の映画を観た後は普通原作を求めない
映画だけで十分である
だが、少し前に『PART2』を久しぶりに観て
そもそものストーリーをはっきり記憶していないことに気付いた
『PART1』をまた観るのもいいが
ここはひとつ原作を読むのもいいかもしれない
文庫本にちっちゃい文字でびっちり上下巻
そんなにたくさんエピソードあったかな
そう訝りながら読み進めた
新鮮な発見があった
ビト―・コルリオーネの若き日々が描かれていたのだ
つまりこの原作は『PART1』はもちろん、
『PART2』の一部の原作も兼ねていたわけだ
どおりで映画の『PART1』と『PART2』には一貫性があったわけだ
また、原作ではファミリーの顧問弁護士トムの心理が多く語られていた
映画では最初から最後までクール極まりないキャラだが
原作では意外と初心である
長いかな、と思ったが結構すぐ読めた
読後はファミリーの幹部気分である
ちょっとやそっとじゃ動じない
と思った矢先、
店の明かりに誘われて外からカナブンが入ってきた
めちゃくちゃ取り乱した