『あの頃に戻りたい』
と言っても、幸せな時代を懐かしんでいるようではなさそうだ
どちらかというと
我がの人生をやり直したい、という思いが強いようである
偶然にもここ最近、数人の方からそんな話を聞いた
あり得たかもしれない人生に思いをはせる、
程度にもよるが軽い現実逃避は生きる上での清涼飲料のようなもので
ちょっとした気分転換にもなる
だが、と思う
夢想するうえではプラス面とマイナス面を両方考えるのがフェアである
あり得たかもしれない未来には
想像もできない不幸が隠れているのかもしれない
そう考えると確かなモノは
僅かではあるがとても大切な
今までの人生で得た幸福である
結果、今の人生が何となく愛すべきものに思えてくる
とはいえ、
あまりこんなことは言うものじゃない
ノリの悪い奴と思われるのがオチである