繁華街に出向くことはほとんどなく、
昼夜どっぷり住宅地で過ごす私であっても
外国人を見かけることは結構ある
短期長期いろいろあるようだが
暮らしている方も多いようだ
国籍人種関係なく、
お互いを尊重する社会になるには例えば何が必要だろう
柄にもなくそんなことを思ったことがある
一般的には『相手を知ること』が模範解答のような気がするが
私のようにボーっと生きている人間はそれ以前に
『日本を知ること』が必要である
そんなきっかけで軽く手を付けた『仏教』だが
日本人としてのアイデンティティー再考の次元を軽く超え、
めくるめく哲学の世界へと私を誘っていった
現実的な心理学でもあり、科学でもある
カジュアルな本でまず基礎勉強
ダライ・ラマ14世との対談が興味深かった
以前おぼろげに読んだヘッセの『シッダールタ』を
もう一度読みたい衝動に駆られた
仏陀と同じ名だが自伝ではない
フィクションである
長い長い時を経て
仏陀の4つの教え(諸行無常 諸法無我 涅槃寂静 一切皆苦)が
主人公の腹に落ちる様を描いている
かつて読んだ時より遥かに沁みた
仏陀のメッセージが現代社会にそのまま有用かは疑問だが
使えるものだけ使えばいい
金言である