映画『グラン・トリノ』の話題になると
決まって苦い気分になっていた
といっても映画が気に入らなかった訳ではない
理由は忘れたが、
なぜだか途中までしか観ていないのである
イーストウッドの最高傑作と誉れ高き作品を
途中で観るのを辞めたなんて言うと
えっ!て顔をされる
何とも居心地が悪かった
そんなことも忘れていたある休日
ぽっかり時間が空いたので
TSUTAYAに映画をと出向いてみた
そうだ、『グラン・トリノ』にケリをつけよう
珍しく即断である
映画の影響か、観終わるとやたら缶ビールが飲みたくなった
ちょうど日も暮れかけていたので買いに出かけた
レジで並びながらつくづく思った
イーストウッドはうまいことケリをつけた
そんな映画である