意外にラストが良かったのである
様々な苦悩を抱える登場人物達の
ある意味再生を描いているが
それほどドラマチックな出来事があるわけではない
どちらかというと物語は穏やかに進む
主人公夫婦の苦しい時期を
回想という形で描いているのが
功を奏しているのかもしれない
山での暮らしを通して
知らず知らず、
人として一皮むけた主人公夫婦であるが
別に環境が山である必要はないのかもしれない
必要なのはちょっと振り返れる場所
立ち止まれる場所である
阿弥陀堂を守る老婆が重要な役回りである