ある時期の同窓の同級生がやって来た
数年ぶりだと思う
不器用でセンシティブ
生きづらい世の中を
所々ぶつかりながら何とか生きている、
そんな感じの人物で
内なるものを発散するため、
時にはドラムを叩き、
時には長い距離を走っている
そんな彼はある日、
ドラムを叩きに行ったスタジオで
あるダンスに出会ったそうだ
タップダンスである
スタジオに板を持ち込だ、
あるタップダンサーの華麗にステップに
それこそ彼の心も躍ったらしい
そして自分もやってみた
程なく夢中になったそうだ
ドラムにつながる部分もあるらしい
タップダンスについて憑かれたように語る彼に
ホントはちょっと引くところなのだが
彼がようやく見つけた心の解放である
いつまでその役割が続くかはわからないが
嬉しそうに語る彼に、
少しうるっとしてしまった
タップダンスといえば、
グレゴリー・ハインズ、雨宮良、たけしの座頭市、
そしてサミーである
ずっと観ていられる