『台湾エキスプレス』というサブタイトルに
妙に興味を持ってしまった
といっても鉄道ファンというわけではない
単に『深夜特急』を連想したのかもしれない
『路』という3話からなる連続ドラマのことである
最初に抱いた興味が第1話を観ても失せなかったので
第2話に先んじて、
原作である小説を読むことにした
台湾を日本の新幹線が走る。
このビッグプロジェクトの進捗に合わせて
両国を跨いだ老若男女の物語も進行する
これといった事件もなく、
皆落ち着くところに落ち着く、
そんな話である
ただ登場人物達は皆、
それほど気負ってはないが
現状を変える一歩をどこかで踏み出してる
読後の柔らかな爽快感は
そこから来ているのだと思う
もう一つ、
読んだ後に思うのは
台湾料理が喰いたくなることだ