虫は嫌いだし動物も苦手
おまけに高所恐怖症ときている
だからハードな山登りは到底無理、
にもかかわらず山を舞台にした物語を
意外と結構読んでいる
潜在的に山への憧れがあるのかもしれない
山を楽しむ、というより
山に挑む、といった感じの父親と
もはや山の一部のような作りの友人
そしてこの二人に影響を受けた主人公
山に生きる、というか
山と生きることの意味、価値を
美しい自然の描写とともに
やんわり伝えているような気がした
切なくも爽やかな読後感である
主人公の父親が山頂でワインを飲んでいる件があった
私はどっちかというと
山頂より下山後の方が酒が美味そうに思えた
そう言えば思い出した
ずいぶん昔、
山々の稜線を歩くという、
縦走登山にはまっているというお客さんがいた
関西の方で登るのは関西の山のようだったが
山を下ったあたりに『餃子の王将』があるらしく、
下山後そこで食べる餃子とビールが
たまらなく美味いんだと
うっとりした表情で言っていた
口中に唾液が溢れた記憶がある
よし、近場でハイキングでもやってみるか、
まずは『王将』の場所からチェックである