先日プライベートで餃子を作った
こういう場合、皮から作ることになる
どのくらいの粉で
どのくらいの皮ができるか
まだよく掴めていない
結果、タネに対し
皮になる生地の方がかなり多くできてしまった
余った生地はひとまとめにし、
冷凍庫に保存した
そんなことも忘れかけていたある日、
賄いにたっぷりの野菜が入った汁物を作った
他に何か具はないか、
あれこれ探していると、
冷凍庫の中にその生地を見つけた
そうだ、これを千切って汁に入れ、
簡易版のだんご汁を作ろう
実はこの簡易版だんご汁、
賄いでよく作っている
生前母がよく作ってくれていた料理で
私の中ではちょっとした思い出の味なのである
とはいえ、母のような味にはならない
どう作ってもぼそぼそのだんごになり、
似ても似つかない代物になる
それで今回の生地である
餃子用に伸びをよくするため
油を少し混ぜておいたのだが
これが奏功した
できあがっただんごの食感が
母の作っただんごの食感そのものだったからだ
懐かしくて思わずにやけてしまった
そう言えば母が混ぜ込んでいた生地には
妙にツヤがあった
あれは油だったのである
ふと思うとこの日はお盆である
そろそろレシピを教えてやろうと
あの世へ戻る前に
少し店に寄ってくれたようだ
今度親父と兄貴に作ろうと思う